夜ごはんまでるうと一緒に過ごして、そのまま夜ご飯も一緒に食べて。


お風呂や諸々全部済ませた後、るうは自分の部屋に戻って行った。




一人になった私は、読みたい本をベッドに置いてカーテンを閉めようと窓に近寄る。



私の部屋の窓からは特に周りに建物はなく、誰かの視線を気にすることはないんだけど。


下には色んな種類の草花が丁寧に手入れされた中庭がある。



今日も素敵なお庭だなと、少し眺めていたら人影を見つけてしまった。




「…レン、様?」




中庭で草花に散水しているレンの姿。




そういうところが危機感がないんだって!!!


狙われてるくせに一人でなにしてんの!?寧ろ今なんて狙ってくださいって言ってるようなもんだよ!?




一応周りに目を光らせたところ、それっぽい人はいなかったけども!!!




…本当に、危なっかしい人だ。




「はぁ…。」



もうほっとこ。私は悪くない。


そっとカーテンを閉めて私はベッドに潜り込み、また読書を楽しみながら眠りについた。