(一)この世界ごと愛したい





るうがコーヒーとお茶菓子を用意してくれた。


レンにも声を掛けると、実はお腹が空いていたのか意外と二つ返事で食べている。



そんな中るうと私は再び喧嘩になっている。




「朝からまた何も食わねえで何してんだ。」


「忘れてただけって言ってるじゃん。」


「忘れんのがどうかしてんだよ。」


「ちゃんと元気だから大丈夫だって。明日からるうがいるし。」


「俺がいねえと飯も食わねえってことか。」


「…何もそこまで言ってないけどー。」



もうずっとこの繰り返し。


るうの相変わらずの小言の多さに私はもう面倒になったので、ここからは聞くのを止めました。





「あ、レン様も甘いもの好きなの?」


「嫌いじゃないよ。」


「おいコラ、話を逸らすな。」



しつこいるうは置いといて、優雅なティータイムを楽しむことにしました。




「これも美味しいよー。」


「ありがとう?」


「良い度胸だな、リン。」


「もう分かったって言ってるじゃんー。るうしつこい。」