私の予感は、よく当たる。 今回ばかりは、外れてほしかった。 たくさんの後悔で、身が焼けるようだった。 もっと、出来ることはあったんじゃないか。 パパへもっと懇願すべきだった。 王都に残る者へせめて策を残すべきだった。 私の軍から予備兵を置いてくるべきだった。 他にも思い返せば、やれることはたくさんあった気がする。 それをしなかったのは、私の驕りだ。 油断以外の、何ものでもなかった。