「俺は、君のことを何も理解できていなかったんだね。」
「私が黙ってただけだし気にしなくていいよー。」
「君を馬鹿だと言ったこと訂正するよ。」
わざわざ蒸し返すな!!!
思い出して余計むかついちゃうよ!!!
「だから君はこれだけの本を読んでいるのか。」
「あー、医術の本も数冊読んだんだけどね。なんせまず基礎を学ばないと理解できる本じゃないと思って、色々手は出してるんだけど。」
「なるほどね。」
私の部屋のいたるところに山積みになる本を眺めながら、第三王子は少し笑った。
「…どうせ私は戦のことしか知りませんよー。」
「あの書庫にある本にも、もちろんそれなりの情報はあるけど本格的なセザールの医術を記す本は置かれてないよ。」
「え!?そうなの!?」
うっそー。
それでこんなに難しいわけ?
医術って奥が深いんだなー。

