(一)この世界ごと愛したい




「それで、何故そんなことを?」


「アレンデールの面汚しにならないように、努力はさせてたんですけどね。」



るうにしれっと面汚しとか言われた。


けど、能ある鷹は爪を隠す作戦がバレないように上手いこと言ったなー。ナイスアシストです。



…若干ムカつきましたが。




「レン様はどうして刺客に?」


「あれは兄のどちらかの仕業だろうね。」


「第一と第二か。私まだスーザンしか知らないけど、まさか第一もあんな感じなの?」


「第一王子は王宮にはいないよ。」



なんだ、いないのか。


通りで見掛けないはずだ。




「親子仲だけじゃなくて兄弟同士も仲悪いの?」


「…半分は君が原因なんだけど。」


「え?」


「君との結婚が決まってからだからね。こんなに殺されかけるようになったのは。」



うわー…。


半分どころか全部私じゃん、原因。



私だって勿論好きで結婚するわけじゃないんだけどさー。





「寝覚めの悪い話だね。」


「今回は明ら様だったけど。普段は料理に毒が入ってたり、割と陰湿なものだったから油断してたよ。」



なんだか可哀想に思えて来た。