(一)この世界ごと愛したい





きょとんとした顔で、こちらを見ている第三王子さん。




「…どうしよう?」


「俺に聞くな。」



るうの鬼!


ここからのフォローは確かに難しいけど、るうの腕の見せ所じゃないの!?





「私あの刺客捕まえて来ましょうか!?」



そしたら黙っててくれるかな!?




「誰の差金かは大体分かってるから放っておいて問題ないよ。」


「あ、はい。」



じゃあ借りを作る作戦は無理か。


せっかくあんなに頑張ってお淑やかに過ごしてたのになー。無駄足じゃん。



もうどうでも良くなって来たなー。




「ここじゃなんだし、とりあえず君の部屋で少し話をしようと思うんだけど都合は大丈夫?」


「はーい。」




もういいでーす。


なんでもいいでーす。



てか、これ私の本性がバレたらどうなるんだっけ。