今となっては真相は分からない。 だけど容易には踏み込めない。こちらの弱みを見せるわけにはいかない。 「医術に薬学、人体構造に詳しいものが多い。そのどれもが私の所有物だ。私の断りなしに医術はさせぬ決まりになっている。」 わあ、絵に描いたような悪党っぷり! これはパパ、断られた可能性が高いな。 ならば、私は機会を伺うスタイルを貫こう。 「そのような決まりは撤廃すべきです。」 今まで沈黙を貫いていた第三王子が、途端に声を発した。