(一)この世界ごと愛したい





もうやだよ、この親子。


めんどくさい。




「その星読師様の選んでくださったお日にちとは、いつでしょう?」



私の質問にサッと一枚の紙を私に差し出す、セザール王に仕える方。


無駄に動き速いな。





…どれどれ。


目を通してみるが、やっぱりどれでもいい。





「良い日はあるか?」


「…じゃあ、三月の十一日は、いかがでしょうか?」


「異論ない。その日で進めて参ろう。」



この日付の中に唯一あった、馴染みある日。


三月十一日。





…皮肉にも私の誕生日です。はい。