「困っていることがあれば何でも申せ。」
「ありがとうございます。」
絶対直接なんて言わないよ!?
その代わりにあれを斬れこれを斬れって絶対言うじゃん!?
「…遅くなりました。」
ここでようやく第三王子の登場。
役者が揃ったところで、目の前に料理が次々へ運ばれてくる。
…こんなに食べれる気がしない。
「さあ、遠慮せず食せ。」
「はい。」
拷問の一種だな、この食事会。
この二人、よっぽど仲が良くないのか全然喋らないし。
私がずっと喋ってないといけないの!?
「陛下、今回はどうしてこのような場を設けてくださったのですか?」
「婚姻の儀を執り行う日程を決めようと思っただけだ。星読師が選んだ日から姫の好きな日を選べ。」
婚姻の儀って結婚式のことだよね。
星読師って俗に言う占い師のことで。
…私が決めるの!?
「わ、私が…決めるのですか?」
「ああ、構わぬ。」
「えーっと、私よりレン様のご意見を聞かれた方がいいかと思うんですが。」
「聞く必要はない。」
えー。
私そんなの決めたくないよー。
正直いつでもいいしー。
第三王子も何とか言えよ。
と思いちらっと見ると、ひたすら無心で飯食ってる。

