無事に書庫へ本を運び、そして追加でまた持って帰る。
しばらくはこんな日々が続きそうだと、考えて過ごしているうちに次第に目も醒めてきた。
「食事会は七時だったよね?」
「ああ。」
準備しつつ空き時間でもう少し読み進めたいところだな。
部屋で本を片手に軽食とコーヒーを嗜んでいると、部屋のドアがコンコンと音を鳴らす。
「今日は客が多いな。」
るうが、対応してくれるようで私は読書とコーヒーに意識を戻そうと思った。
思ったのに。
「姫、失礼する。」
「…スーザン、様?」
るうを押し退けズカズカ部屋へ押し入ってきた男は、第二王子のスーザンだった。
何故か偉そうな佇まいで、仁王立ちをしているスーザン。
「いかがされましたか?」
「今日は剣の稽古をされていなかったようなので、姫の顔を一目見ようと思いまして。」
「さすがの私も毎日はいたしませんよ。けど、わざわざ気に掛けてくださりありがとうございます。」
さっさと帰れ。
読書の邪魔だ。
るうもどうやら同じ考えのようで。顔には出してないがイライラしてそう。
「私は毎日でも見たいものだがな。明日は叶うだろうか?」
「…では明日は稽古の日にいたしますね。」

