王の使いの要件はこうだった。
本日、セザール王と第三王子と私とで、夕食の場を設けるということ。
夜の七時に王の部屋へ来るようにと。
「確かに承りました。姫が起きたら伝えておきます。」
「よろしくお願いします。では、私はこれで失礼いたします。」
「わざわざ足を運んでいただきありがとうございます。」
そんな会話をして、るうはドアを閉めた。
急な食事が決まったため、食事会用の服やアクセサリーを用意してくれていた。
仮にも王と王子との食事だ。
私のために準備してくれたんだろう。
まだ眠り始めたばかりだろうと考えたるうは、準備だけは抜かりなく終えて部屋を後にした。
そしてなんと驚くことに、昼過ぎにまた様子を見に来てくれたるうは、まだ寝続ける私をさすがにと見兼ねて渋々起こすことにしたと言う。

