部屋の鍵を開けて、るうが朝起こしに来た。
しかし、ベッドの上で山積みの本に囲まれて眠る私を発見し、かなり長時間を読書タイムに費やしたことを察した。
「ったく。」
文句を言いながらも、私の諸々の用意をしつつ散らばった本を片付けてくれる。
そうしているところに、ドアをノックする音がしたため、仕方なくるうが対応する。
「騎士様、おはようございます。」
「おはようございます。」
「姫様はご在室でしょうか?」
訪ねて来たのは、セザール王に仕える者だった。
「今朝餉の準備に来たんですが、まだぐっすり眠っていまして。」
「おやおや、可愛らしい姫様だ。」
「起こすことも可能ですが姫は寝起きがあまり良くないので、差し支えなければ御用件伝えておきます。」
「機嫌を損ねたくはございませんので、お言葉に甘えてお伝え願えますか?」

