るうは先に荷物の中から取り出したラフな服を既に着ていて、重々しい雰囲気でコーヒーを準備も終えている。
私も朝の支度と着替えを済ませてみた…ものの。
「〜っ…。」
暑い季節用の涼しげな服では、首元を覆うことはできなくて。晒される赤い花。
…これで私過ごすの!?
前にもあったよ?マリナ様に嵌められた時ね?
あの時はまだ少し冷え込む季節だったから何か羽織れば上手く隠せたものの。
この季節に羽織なんて準備されているはずもなく。
「…はぁ。」
私があんまり気にすると、るうが余計に落ち込む気もするし。
済んだことは仕方ない!時間が経てば消える!!
「…リン。」
「あ、コーヒーありがとうー。」
出来上がったようで。
コーヒーの良い香りが部屋に溢れる。
「…で、俺は何したんだ。」
「……。」
もう服で隠すことが出来てないこの痣にも気付いているるうが、私に単刀直入に聞く。
「どこから忘れちゃったの?」
「風呂入ったとこまでは覚えてる。まず初めにごめん。」
「…今回はどちらかというと私が悪い…気もする。こちらこそごめん。」
「は?」
るうの頭の上に疑問符が飛び交っている。
「お酒…ダメなの知らなくて…。」
「酒…?夕食の時か…?」
「聞かれた時にてきとーでいいって言っちゃって。」
「…通りで頭痛えと思った。俺酒昔からダメなんだよ。」
それはもう、痛いほど良く分かりました。

