「ちょっと!?」
「リン。」
「何回呼ぶつもりなの!?」
そしてこの状況は、非常にまずい。
私の自由が効かない上に、相手は昨日あんなことを既にやらかした…さらに酔っ払って正常な判断が出来ないるう。
…どうしよう!!!
「お、落ち着いて…ね?」
「リン。」
「うんうん。ちゃんと聞こえてるから。」
「……好きだ。」
そう言って、私の心を締め付けて。
かと思えばそのまま、るうが私の首筋に噛みついた。
「いっ…。」
いったー!?!?
やばい、酔っ払いのくせに力だけは無駄に強いから抵抗も出来ない。
「んっ…。」
噛みついたかと思えば、同じ箇所を吸い上げたり舐めたり。
もう、こっちまで酔ってしまいそうな刺激が私を襲う。
「るうっ…!!」
私の声は届かず、止まらない。
これは、どうしたら…いいんだ。
るうは同じことを繰り返しながら、徐々に徐々に下へ降りていく。
その唇が、私の胸に触れるか触れないかというところで。
るうの動きは止まった。
正確には、再び私の身体にるうの全体重がのしかかる。
「…おっ…も。」
さっきよりも重い気がする。
「ね…寝てる?」
気付けば私の手を押さえる力も無力になっていて、ここでようやくるうが眠ったことを知る。
もし、あのままだったら…?
私は、どうなってた…?
「〜っ!」
この旅行、危険が多すぎる。
でも、今朝るうは本当に反省していたのを知っているし。後悔していたようにも見えた。
それを覆してしまう、お酒の力とは恐ろしい。

