とりあえず私も長時間の馬車で、疲れた身体を休めようとベッドにごろんと横になってるうを待つことにした。
「…明日も楽しみだなー。」
湖潜れるかな。
森にはどんな生き物や植物が生息しているんだろう。
そんなわくわくな気持ちでいると、部屋のドアが開きようやくるうが帰って…来た…。
「る、るう…どしたの。」
「……。」
髪は濡れたまま。
なんなら上半身裸。
…何事ですか!?
「ちょ…え?もしかして具合悪い?」
「……。」
「だ、大丈夫…?」
生まれてからずっと、るうと過ごしてきた私なんだけど。こんな状態のるうを見たことがない。
…改めて見ると、良い身体してんなー。
なんて、思わず考えてしまうほど引き締まってて筋肉量もそれなりにある。まさに良い身体です。
「リン…?」
「…あ、ごめん。るう一体どうしっ…!!!」
ベッドの上にいた私に、るうが倒れ込む。
え、まじで体調まずい感じ?
旅行中に!?
「おっも。るう…ちょ、どいて…。」
「リン。」
「き、聞こえてる。それより…重…。」
るうの全体重が私に乗ってるので、その重みで私は潰れかけています。
「リン。」
「だから、聞こえてるって!」
「リン。」
「……もしかして、お酒か?」
これは、ただの酔っ払いか…?
そう確信できるほど、何度も何度も私の名前を呼び続けているるう。
これが本に書いてあった、泥酔状態か。
るうお酒ダメだったのか!
知らなかったー!ごめんよー!!!
「と、とにかく…降りて…!」
「リン。」
もう一体何回名前を呼ぶんだと、私は力一杯るうの身体を押し返す。
るうはどうにか体を起こそうとしてくれた。
「…え。」
しかしるうの手は、そんな私の両手をしっかりと押さえつける。
よって、私の自由は奪われる。

