そして、一礼の後一斉にそれぞれの仕事に戻る使用人の方々を横目に。
部屋は好きなところを使っていいと言ってくれたので、私は遠慮なく好きな部屋を探しに行こうと思います。
「どこにしよっかなー。」
「…同じ部屋でもいいか。」
「絶対だめ。」
るうは変なことばっかりするからだめです。
「朝起こす。」
「ここでは起きなくていいんですー。」
「コーヒー俺が淹れる。」
「…う。」
るうのコーヒーは捨て難い!!!
でも、昨日みたいなことが起こったらどうしよう。ハルも部屋は別々で夜は一緒に過ごしちゃだめって言ってたし。
「ハルがだめって言ってたしなー。」
「言わなきゃバレない。」
「るうは何するかわかんないしなー。」
「…極力気を付ける。」
あーあ。
ハル、本当にごめんよ。
るうは私に甘いけど、それは逆もまた然りで。
るうにこんなに頼まれることなんてほとんどないので、私は断り方がわかりません。
「…ハルには内緒だからね?」
「っ…なんかそれもヤバいな。」
「え?」
「いや、何でもねえ。」
とりあえず二人で過ごす部屋なら広い方がいいねって話になり。
結局最上階である、三階の一番広そうな部屋にしました。
「るうー!さっきの湖が見える!」
「あーよかったな。」
「うわ、あの森の中も気になるねー!」
「明日にしてくれ。」
るうはごろんと横になっている。
そうか、るうは昨日寝る時さえ座ったままだったんだ。可哀想に。
「今日は早めに休んだ方がよさそうだね。私ごはん頼んでくるから、るうゆっくりしててー。」
上げ膳据え膳が希望だって言ってたもんね。
どうか是非ゆっくり過ごしておくれ。

