「よし!じゃあ本探しにいこう!」
「ああ。」
食事も片付けも終わったので、書庫へ出発。
もちろん一人でも行けるように道を覚えながら、頭を働かせる。
「失礼ですが、閲覧可能な書籍がある部屋はございますか?」
「えっ?…は、はい!ございます!」
道がわからないので、るうが近くにいたメイドさんに声をかけた。
メイドさんは顔を赤らめてるうを見つめている。
実際、見た目はいいのよ。うちのるうくんは。
…性格に難があるのが残念なのよ。
「姫。」
「へ?…あっ、はい!」
道を聞き終えたるうが、私に声をかける。
るうに姫って呼ばれることなんかないから。なんか一瞬びっくりしてしまった。
だめだめ!慣れなきゃ!!!

