(一)この世界ごと愛したい




カン、カン、キン。


剣と剣がぶつかり、大きな金属音を奏でつつ、弾け飛んだり拮抗したり。



正直なところ、私とるうの力に大差はない。



単純な力では敵わないけども、お互い自分の利点を活かして戦うので、トータル的なところで考えるとほぼ互角。




そして予想通り、王宮の窓からの見学者だけでなく、稽古場の周りにも人がわんさか集まって来た。





「…やっぱ目立つよねー。」


「この国はよっぽど暇なんだな。」



小声で皮肉を言いまくる私達。


表情はしっかり作ってます。めちゃくちゃ真面目な顔でやってます。





「誠に美しい…。」


「これが戦神アテナの力か。」




「独占していたアレンデールが憎いな。」