(一)この世界ごと愛したい








「リン。」


「……。」


「早く起きろ。」


「…う…。」



閉め切っていたカーテンを開けられ、日の光が私に差し込む。




「…る…。」


「ああ、おはよ。」


「おはよ…う。」



敵地なだけあって、流石にアレンデールのようにダラダラ寝てはいられない。


昨晩あんなに嫌な思いしたけど、やっぱり本は諦めきれない。



今日またチャレンジしよう!!!




「ご飯はいいや。」


「コーヒーは?」


「いる。」



るうがコーヒーを淹れてくれる間に、私も朝の身支度を済ませる。


剣の稽古を約束していたからか、動きやすい服が既に準備されている。優秀な従者だなー。




「あ、今日はずっと天気いいか?」


「んー…昨日の感じだとしばらくは落ち着いてそうだけど?」


「じゃあ洗濯頼んでくるか。」


「…考えがもう完全に執事だね。」



頼もしい限りだ。


私の天候を読む力、戦以外でも役に立って嬉しいです。力になれて良かったです。




「さて、さっさと鈍った体動かすか。」


「賛成っ!」



昨日の鬱憤をここで晴らそう!!!