(一)この世界ごと愛したい






「…では、これで。」



我に帰った私は足早に自分の部屋に戻る。





やってしまったー。


阿呆みたいに本音喋っちゃったー。





「寝よう。」



寝て忘れよう。


なかったことにしよう。



そんなこと出来ないのは分かってるけど、とにかく寝よう。






もう色んなことがありすぎて、さすがに疲れたのか横になるとすぐに瞼が重くなる。



第三王子があんなに頭の固い人だとは思わなかった。




嫌いって、面と向かってハッキリ言われたの人生初なんですけど。






…私だって嫌いだし。



そんな子供みたいなことを考えながら、私は意識を手放した。