「…では私はこれで。」



我に帰った私は足早に自分の部屋に戻る。





やってしまったー。


めちゃくちゃ本音喋っちゃったー。





「寝よう。」




寝て忘れよう。


なかったことにしよう。



そんなこと出来ないのは分かってるけど、とにかく寝よう!!!






もう色んなことがありすぎて、さすがに疲れたのか横になるとすぐに瞼が重くなる。



それにしても、第三王子があんなに頭の固い人だとは思わなかった。




嫌いってはっきり言われたの人生初なんですけど。





…私だって嫌いだ。




そんな子供みたいなことを考えながら、私は意識を手放した。