結局、るうもこの稽古だか訓練だか分からない戦いに参戦して行ってしまった。
「…お姉ちゃん。」
「んー?アルどうしたの?」
「さっきの火はお姉ちゃんの力なの?」
「そうだよー。手品みたいでしょー。」
私は興味津々なアルに思わず笑みが漏れる。
「お姉ちゃんはすごいね!」
「今度一緒に剣の稽古もしようね。」
「ほんと!?」
「約束したもんねー!」
アルと和やかに会話すると、もう心が浄化させる気分です。
私たち三兄弟は、個性溢れる兄弟だけど。
実はアルの可能性が一番すごいんじゃなかろうかと密かに思っている。
「僕も強くなるからね。」
「…アル。」
「次にお姉ちゃんが戦いに行く時は、僕も一緒に行くよ!」
「アル大好きだよー!!!」
私はそんな可愛いことを言ってくれるアルを、ぎゅうっと抱きしめる。
可愛すぎる!!!
「僕も大好きだよー!」
「あー、今ならハルの気持ち分かるかも。」
下の兄弟を大事に思う、この気持ち。
とても離し難いです!!!
「簡単に分かられてたまるかよ。」
私とアルが抱きしめ合う空間に。
まだ謎の稽古の合間だろうハルが飛んできた。
「アル、お前もしっかり強くなれよ?」
「うんっ!」
「リンを一緒に守ろうな。」
そう言ってハルが、アルの頭をわしゃわしゃと撫でた。
アルはとても嬉しそうで。
私たち三兄弟のそんな姿を、ママが愛おしそうに見つめていた。

