私はそーっとドアに手を掛け開けてみた。 誰もいないことを確認して、恐る恐る廊下へ出る。 …よし!大丈夫そう!!! 書庫の場所はまだ教えてもらってないから、もちろん手探りになるんだけど。 「…君は。」 「へ?」 探索終了。 緊急事態発生。 体感まだ五分も経ってないと思うんだけど。 「…ご、ごきげんよう。レン様。」 第三王子に見つかりました!!!