(一)この世界ごと愛したい





「動くな!!!」




国王軍が私を取り囲み。


周囲の王族達を守る動ろうと動く。





「…本題はここからなんだよね。」




私は軽やかに飛び上がり、その包囲から抜け出すと。


スーザンの首に剣を突き付ける。




「スーザン様!!!」


「この悪鬼め!その手を離せ!!!」




もう私を戦神と讃える者はいない。


それはそうだろう。王と第一王子を殺害し、次は第二王子に剣を向ける私。



その姿は神よりも恐ろしいものに見えていることだろう。






「はい、ストップ。」


「ひっ…。」


「ごめんね、スーザン様。」


「や、やめ…殺さないで…!!!」




家族が二人も惨殺された後だからな。


怯えるのは無理ないけど、少し落ち着いてほしい。ここからは話をしたいと思ってるだけだし。




「うん、殺さないから落ち着こうか。」


「こ、殺さない…?」


「お返事次第だけどねー。」




スーザンは首元の剣に怯えながらも、息を呑んで私を見る。





「現時点から、このセザールの王になったあなたと交渉がしたい。」


「な…何を…。」




もう頭が全く付いてきてないなー。