エンゼルランプ





異様に目立つ色のパーカーとヘルメットを着用している姿はかなり怪しくて不審者そのものだった。下っ端どもが威嚇するのも無理はない。



でも、店主の言いつけをちゃんと守って明らかに彼女の小さな頭には大きすぎる重そうなヘルメットをぐらつかせながら必死に被っている姿を見るのは、健気だなぁ〜と面白かった。



だから油断していた。


ヘルメットを脱いだ彼女は、暑さのせいか少し汗ばんで白い肌が桃色に上気していた。色香を含んだその姿に息を呑んだ。


初っ端からやられた。

顔が見えていなかったからってほんと、油断していた。


ずっと見たかった綺麗なヘーゼル色の瞳を間近でみると吸い込まれそうで。

そうだ、彼女の魅惑的な瞳は危険だったと心臓が思い出したように早鐘を打ち始めた。