エンゼルランプ




何回も念を押してくるロバートさんに、重すぎるヘルメットを抑えながらコクコクと頷いた。


店を出ようとした時に窓ガラスに映る自分を見て少しばかり不安になったが、使命感に駆られている私は気合を入れて店を出る。




「暑い……」





思わず空を見上げた。いつも眩しく感じていた光は暗い視界によって日が照っているのかも、今が昼なのかもよく分からない。パーカーはやっぱり暑いけれどロバートさんの言う通り日除けになって良いかもしれない。




自分の視界が暗いことをいいことに、すっかり自分がかなり目立つ色を着ているということを忘れながら配達用の三輪スクーターにまたがる。




「レイちゃん…本当に大丈夫かい?なんだかやっぱり心配になってきたのぉ…やっぱり私が、」






見送りに来てくれたロバートさんがまだボソボソと何か言っていたけれど、やっと役に立てるチャンスなのに気が変わっては困ると急いでエンジンをかけた。