エンゼルランプ




困り果てているロバートさんには申し訳ないけれど、大きな叫び声の原因が分かり心の中で少しだけ安堵した。


「仕方ない…大事なお客様じゃ。今日は皆んなにキャンセルを伝えようかのぉ」



実際、町内会の集まりという名の近所のおじちゃん達がどんちゃん騒ぎする飲み会のようなもので、ロバートさんはいつも焼酎瓶片手に陽気に帰ってきては、顔を赤くしながら楽しそうに私に話しかけてきていた。



そんな姿を見てきた私は、ロバートさんが本当は集まりに行きたくて仕方がないのを知っている。




「…ロバートさん、私に行かせてください」



「何言ってるだ、レイちゃん!そんなの危ないからダメに決まっているじゃないか!」





肩を落としてしょんぼりしていたロバートさんは、まさか私がそう言ってくると思っていなかったのか驚き慌てて反対してきた。