噂でしか聞いたことがない樋口組は私にとって未知なもので、他のお客様と何ら変わりないし、きっとこれからもそれは変わることはないだろうと思った。
「……全然問題ないです」
心配したロバートさんにそうポツリと答えれば、豪快に笑われた。
「ふぉっふぉっふぉ!さすがレイちゃんだ。だが私も心配だからね、極力私が対応させてもらうよ?」
本当にサンタクロースみたいだ…そう思いながらコクリと素直に頷いた。
この日は夜遅くまで店に残って、ロバートさんの色んな話を聞きながら花や鉢植えの世話をして長い1日が過ぎていった。



