ロバートさんから裏にいてほしいとお願いされていたのに…勝手に行動してしまった挙句、大切な打ち合わせの空気を壊してしまった。
3人の居た堪れない視線に、自分の失態と後悔が一気に押し寄せ背中に冷たい汗が伝うのを感じた。
「レ、レイちゃん!どうしたんだい!?…ああ、私がリストを渡し忘れていたんだね。すまん、すまん。さぁさぁ、裏に戻って続きを頼むよ?」
そんな私にいち早く声をかけてくれたのは、驚き目を見開いてるロバートさんだった。
勝手に出てきた私のことを怒ることもなく、私の手元にある紙を見て直ぐさま理解してくれた。
この状況から抜け出せるよう、そう優しく促してくれるロバートさんの声で我に帰り、早口でお詫びの言葉を口走りながら裏へと急いだ。
ほんの一瞬、涼しげなブラウンの瞳を光らせた彼に、射抜かれているような錯覚がして、また心臓がドキリと跳ねた。



