「ルカさんは、優しすぎますっ…」
優しすぎる彼に、どう言葉を返していいのか全然分からなくて震える声しか出なかった。
そんな私の目線に合わせるように一緒に隣にしゃがみ込んだ彼は、
「優しい?それはちょっと違うかな」
愛おしそうに目の前のエンゼルランプを見つめて、ぽつりと静かに呟いた。
「ただ、レイちゃんにもっと好きになってもらいたくて必死なだけだよ」
本当に困ったように眉尻を下げて、そんな甘い台詞を当たり前のように吐くルカさんに、
もう、こんなにも苦しいくらい好きなのにって心臓が悲鳴をあげてるのに。
「言ったでしょ?毎日、レイちゃんへのこの想いをどうしたら伝えられるのか考えるって。毎日、毎日考えてるんだ。でも全然、この気持ちを表せる言葉が見つからない」
真剣に悩んでる愛しい彼の姿に、涙と笑みと好きが溢れて止まらない。



