くすぐったかったのか、身を捩って寝返りを打った彼女の肩が露わになって思わず顔を歪めた。
痛々しい傷跡は真っ白な肌にはっきりと残っていて、何度見ても行き場のない憤りを感じて胸がじりじりと燃え上がるように痛くなる。
胸の痛みを誤魔化すように、そっと傷跡に口づけをした。
「んっ…ルカさん…?」
「ごめんね、起こしちゃった?」
やっと起きてくれた。
そろそろ寂しくて襲うところだったよ。
そんな心の中では裏腹なことを思いながら、
寝惚けまなこの可愛い彼女の姿に口元がだらしなく緩む。
「すみません、いつのまにかっ…あれ、まだ夕方…?」
俺の変態的な考えなんて全然気づいてない彼女は珍しく慌てて起き上がると、部屋に入ってきた時と同じようなオレンジ色に染まる部屋の中を見渡した。
レイちゃんのその表情好き。睫毛をぱちぱちとさせて不思議そうにするところ、ほんと可愛い。
なんて呑気に見惚れながら、彼女と同じようにゆっくり起き上がった。



