「…なんて、薄っぺらい言葉も言わない」
「え…、」
「だって、愛してるだなんてそんなの当たり前でしょ?」
やっぱり、どこまでも彼は甘い。
「他に何も考えられなくなるくらいたっぷり甘やかして、この気持ちをどうやって伝えられるのか、どうしたらレイちゃんに伝わるのか毎日考えるよ。
過去なんてどうでもいい。何もしなくていい。
レイちゃんはただ、その綺麗な瞳に俺だけを映して、俺のことだけを考えてくれればいいから」
……なんで、そんな風に考えられるんだろう。
私が想像もつかないことを、いつも当たり前のことのように簡単に言ってくれる。
でもそれは、本当の私のことを知らないから言えるわけで———



