ギシッ… とうとう部屋の前で止まった足音。 心臓がドクリと大きく跳ねて、息を殺して身を固めた。 ガチャガチャッ!ガチャガチャッ! 「…っ」 鍵、壊そうとしてるっ… 隠れなきゃ、そう思っても身体が震えて動かない。 頭を埋めて目をぎゅっと瞑った。 「(……ルカさんっ…)」 彼のことが頭に浮かんだ瞬間、ガチャっと扉が開く音がして、 「…レイちゃん、やっと見つけた」 甘い声が、優しく耳を撫でた。