˖⊹ 𑁍
記憶 sideレイ
早くあの場から逃げたくて、タクシーに駆け込んだ。
ロバートさんに変わりたい、強くなりたいと決意したのに、やっぱり全然だめだった。
こんなんじゃ合わせる顔がないと深く溜め息を吐いて、窓の外の流れる景色をぼんやり眺めた。
車だとあっという間に店の前まで着いた。
早く、早く、誰もいない一人きりの世界へ行きたい。
馴染みの一本道を真っすぐと足早に通り過ぎると、小さな教会が見えてくる。
少しだけ心が落ち着いてきたのを感じながら、扉の厳重な鍵を開けると滑り込むように中に入り静かに後ろの戸を閉めた。
花のような模様のカラフルなステンドグラスからは白い光が差し込んでいて、いつもその光が眩しすぎて何故か鼻の奥がツンとする。
小さく息を吐くと扉に預けていた背を離して、祭壇に引き寄せられるように真っ直ぐに伸びる身廊をゆっくり歩いた。
記憶 sideレイ
早くあの場から逃げたくて、タクシーに駆け込んだ。
ロバートさんに変わりたい、強くなりたいと決意したのに、やっぱり全然だめだった。
こんなんじゃ合わせる顔がないと深く溜め息を吐いて、窓の外の流れる景色をぼんやり眺めた。
車だとあっという間に店の前まで着いた。
早く、早く、誰もいない一人きりの世界へ行きたい。
馴染みの一本道を真っすぐと足早に通り過ぎると、小さな教会が見えてくる。
少しだけ心が落ち着いてきたのを感じながら、扉の厳重な鍵を開けると滑り込むように中に入り静かに後ろの戸を閉めた。
花のような模様のカラフルなステンドグラスからは白い光が差し込んでいて、いつもその光が眩しすぎて何故か鼻の奥がツンとする。
小さく息を吐くと扉に預けていた背を離して、祭壇に引き寄せられるように真っ直ぐに伸びる身廊をゆっくり歩いた。



