「っ…!」
思わず口をあんぐりと開けたよ。
その子はあまりにも美しくてね、聖なる夜に本物の天使が舞い降りてきたのかと思ったんだ。
でも、すぐに違和感に気づいた。
その子は全く生気が感じられなかったんだ。
綺麗なヘーゼル色の瞳は、ぼんやりとどこか見つめていてね。
その姿は酷く儚くて、今でも鮮明に覚えてるよ。
「お嬢さん、いくつかな?」
小さな身体に反してさっきの子供達よりも大人びて見える横顔に、年齢を推測するのが難しかった。
私の声にやっと反応してくれた彼女はゆっくりとヘーゼル色の瞳を合わせてくれた。
とても美しいのに、無機質で。
やっぱり生気を感じられないその瞳に、胸が締め付けられてその瞳から目を離せなかった。



