「そうか…やっぱり、まだ無理だったのか…」 「やっぱりとは?」 そう、悲しそうにどこか遠くを見つめるロバートさんに遠慮なく聞く。 もう、ゆっくり知っていくなんて甘いことはしない。 彼女は俺の過去のことを勝手に聞いてしまったと真剣に謝ってくれたけど、 ごめんね、悪いけど俺はもう待てない。 俺の知らないところで勝手にあんな美しい顔するなんて許せない。 「その野心に燃える真っ直ぐな瞳で、あの子のことを救ってくれそうだね」 そう言って碧い瞳を細めると、ゆっくりと言葉を紡いだ。