今すぐ会いに行きたいけど、仕方がない。 さっさと爺さんの顔拝んで彼女を堪能しにいこう。 「お供します。千田、車」 「承知しました」 千田はすぐに我に返って先に外に消えていった。 「クッ。いいのか?会いにいこうとしてたんだろう?」 若が楽しそうにしながら俺に漆黒の瞳を向けてくる。 「夜は問答無用で帰りますよ?若もお嬢とごゆっくり」 口角をゆるりとあげて視線を返した。 「上等だ」 若頭が妖しく笑う姿を見ながら、彼女への想いを募らせた。