暑苦しい日差しが差し込んでくるのを鬱陶しく思いながら、欠伸を噛み殺して屋敷の廊下をゆらゆらと歩いた。
結局、彼女のことを考えすぎて一睡もできなかった。
そろそろ、レイちゃん好きすぎ病とかで失神するかな。
なんて阿保なことを考えていると煩わしい声が響いてきた。
「ルカー!ちょっと!何で昨日電話切ったのよ!せっかくアンタにプレゼントしてあげたのに!」
後ろから勢い良く迫ってきたお嬢に顔を顰めながら足を止めた。
「もうっ!少しは感謝しなさいよね!!」
まぁ、たしかにお嬢のおかげでレイちゃんのあんなに美しい姿も見れて、あんなに幸せな時間を過ごせた。



