𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸 もうすぐやっと8月が終わるのに。 全然秋がやってくる気配がないカンカンと降り注ぐ日光を日傘で隠した。 彼に貰った日傘は本当に役に立っていて、億劫だった外出も少し楽しみになった。日傘を見る度に胸がきゅんとして沈んだ気持ちも高揚する。 私は傘の柄をぎゅっと握っていつもよりも軽い足取りで、慣れた道を進んだ。 【青葉総合病院】 見慣れた看板を横目に丁寧に日傘をたたむと花束を持つ手の力を少し入れ直して、静かに入り口をくぐった。