エンゼルランプ






そう困惑していると静かな部屋の中、タイミング良く着信音が鳴り響いた。


「あの、出なくて大丈夫ですか…?」



鳴り止まない音を聞いてもルカさんは私のさっきの表情を待っているかのようにじっと見つめ続けたままで、

その視線に居た堪れなくなって控えめに声をかけた。




「はぁ……ちょっとごめんね?」



大きく溜め息を吐くと、漸く視線を外してくれて私をぎゅっとしたまま目の前のテーブルにある携帯を手に取った。


彼との密着度に私のうるさい心音も全然鳴り止まなくて、今のうちにと小さく息を吐いてみても効果はなかった。



「(ずっと私を膝の上にのせて重くないのかな…)」



そのまま電話に出た彼をちらっと盗み見た。