˖⊹ 𑁍
影 sideレイ
「……あの…」
「んー?」
「っ」
今の態勢に心臓が限界をむかえて声をかけてみても、彼の鼻の抜ける甘い声が鼓膜を擽って余計心臓がうるさくなるだけだった。
「レイちゃん、ほんといい匂いする。」
……彼が後ろにいて良かった。
あの後も散々甘いキスが降り注いでぐったりとした私の背後にまわり、後ろからぎゅっと抱き寄せるようにずっとくっついてくる。
彼の長すぎる足の間におさまったこの体勢は、赤面した顔が見られないことが唯一の救いだった。
私の首に顔をうずめてクンクンとしていて、
恥ずかしすぎて逃げだしたいのに、優しい腕の温もりが嬉しいとも思っていて。
甘すぎて息苦しくもあり、心地よくもあり、
ずっと翻弄されている私の感情は大忙しだった。
このままじゃ、身がもたないと意識を紛らわせるかのようになんとなく視線を彷徨わせる。
シンプルで物が少ない彼の部屋は、入った時から思っていたけれど生活感が全然感じられない。
彼と一緒に座っているこのソファーも、他の家具も、ほとんどがシックなダークブラウン系で統一されていて綺麗に整頓されていた。
影 sideレイ
「……あの…」
「んー?」
「っ」
今の態勢に心臓が限界をむかえて声をかけてみても、彼の鼻の抜ける甘い声が鼓膜を擽って余計心臓がうるさくなるだけだった。
「レイちゃん、ほんといい匂いする。」
……彼が後ろにいて良かった。
あの後も散々甘いキスが降り注いでぐったりとした私の背後にまわり、後ろからぎゅっと抱き寄せるようにずっとくっついてくる。
彼の長すぎる足の間におさまったこの体勢は、赤面した顔が見られないことが唯一の救いだった。
私の首に顔をうずめてクンクンとしていて、
恥ずかしすぎて逃げだしたいのに、優しい腕の温もりが嬉しいとも思っていて。
甘すぎて息苦しくもあり、心地よくもあり、
ずっと翻弄されている私の感情は大忙しだった。
このままじゃ、身がもたないと意識を紛らわせるかのようになんとなく視線を彷徨わせる。
シンプルで物が少ない彼の部屋は、入った時から思っていたけれど生活感が全然感じられない。
彼と一緒に座っているこのソファーも、他の家具も、ほとんどがシックなダークブラウン系で統一されていて綺麗に整頓されていた。



