エンゼルランプ





開ける前からもう、自信をもって言える。

一生、死ぬまで、死んでからも大切にする。


「…開けていい?」


「はい。気に入っていただけるかどうか…」


そんなの気に入るに決まってるのに。

愛しいレイちゃんから貰えるなら、そこら辺の石ころでも嬉しい。

なんて我ながら気持ち悪いことを思いながら、不安そうに眉尻を下げた彼女が可愛すぎて、悶絶しそうになるのをまた堪える。


……あと何回堪えれば、いいんだろう。


そう、自分の理性に不安になりながら、そっと箱を開けた。




「…嬉しい…ほんと、嬉しすぎる」


「良かった…ありがとうございます」




お礼を言うのは俺の方なのに。

彼女からのプレゼントが嬉しすぎて、感極まって言葉が上手く出てこない。

安心したように小さく微笑んだ彼女を見て、眩暈を起こしながら、箱からそっと出して手に収めた。


深みのあるブラウンのスマートなキーケースはまさに俺好みで。上質で柔らかい革のぬくもりが伝わる。


彼女が俺のことを考えて選んでくれたと思うと、このキーケースにまで愛しさがこみ上げてきて、口元がだらしなく緩んだ。