エンゼルランプ

*ੈ𑁍⋆˙ *ੈ𑁍⋆˙*ੈ𑁍⋆˙






「ちょっとレイ、緊張しすぎ!こっちまでなんか緊張してくるじゃない!」


そんなこと言われても…


藤堂組の護衛だという方の運転で到着したのは、高層マンションの前。


聳え立つそれを見上げて、どんどん膨らむのは不安と緊張だった。


さっき連れてってもらった男性ブランドの紙袋の紐をぎゅっと握り直す。



本当に連絡もなしで来てしまったけれど大丈夫だろうか…




「いい?レイ。さっきも言ったけど、マンションの入り口はコンシェルジュに開けるよう伝えてあるから。で、ルカは雅人さんが来ると思ってるからなんの疑いもなしにドアを開けてくれるわ。ふふっ完璧ね!」



満足げに笑っている愛子さんを見て、いつそんな計画を立てたんだろうと最早感服した。


そして、その計画にのってくれた雅人さんに吃驚しすぎて言葉が出てこない。