「…アンタ、絶対忘れてたわね?」
「……」
愛子さんの口元がピクピクしている。
その今にもまた噴火しそうな表情と、忘れてしまっていた申し訳なさで何も言えず肩を竦めていたら、また横から救いの手が差し伸べられた。
「ふぉっふぉっふぉ!可愛い女の子が2人もいると華やいでいいのぉ…愛子さん、レイちゃんと仲良くしてくれてありがとうね?」
愉快なロバートさんの笑い声で空気が和らいだ。
「…友達なんだから仲良くするのは当たり前でしょっ」
「、」
愛子さんが照れ臭そうにぶっきら棒に言った予想外の言葉に息が詰まった。
友達、なんて、
いつの間にそんな風に思ってもらえていたのだろう。



