もう一度深呼吸をして、ロバートさんが淹れてくれたアールグレイで一旦喉を潤した。
「あの、ロバートさん…」
自分の声は思った以上に小さな声で、震えていた。
「なんだい、レイちゃん?」
ずっと昔から大好きな笑顔。
いつもそばにいてくれて、いろんなことを教えてくれた。
きっと、ロバートさんと出会ってなかったら私は今この世界に存在していないんじゃないか。
それほどロバートさんは私にとって恩人であり、大切な人。
だからこそ、今の私の気持ちをちゃんと伝えたいと。
そう、1週間前決意した。
あんなに日常に戻りたいと焦って、縮こまって、逃げていたのに。
自分でも変わったと、そう思ったけどもう怖い気持ちはなかった。



