エンゼルランプ

˖⊹ 𑁍 ˖⊹ 𑁍 ˖⊹ 𑁍




「レイちゃんとのお茶は美味しいなぁ〜」



そう言って、ティーカップを口に運びながら嬉しそうに微笑むロバートさんを見て、俯いて小さく深呼吸をした。



樋口組のお屋敷から帰ってきて、


刺されたあの日、電話がきて呼ばれていたのに結局行けなかったことを謝罪しに行ったり、休んでた分を取り返すように仕事に打ち込んでいるとあっという間に1週間がたっていた。




それでも、いくらでもチャンスはあったはずなのに。

あの決意したことがこの1週間で実行できていなくて、毎日ソワソワしながら仕事をしていた。



ロバートさんは気づいてくれている。

だから、きっとこうやって仕事の休憩時間、一緒にお茶をしようかと誘ってくれたんだ。


いつもだったらこんなに本格的にしない。


店前の木陰のベンチにわざわざテーブルを広げて、お洒落なティーセットを用意して、高級そうな茶葉と美味しそうなケーキを用意したりなんかしない。



絶対、気がついてる。


私がロバートさんに話したいことがあるってバレてるんだ…