「…もう、レイちゃんったら!本当いい子!!」
あやめさんは綺麗な顔をくしゃくしゃにさせて、涙を浮かべて思い切り突進してきた。
「あやめさん…」
ぎゅうぎゅうと抱き締めてくれる腕は苦しくて、でも凄く温かくて。
同性に抱き締められるのなんて初めてで、変に胸がドキドキして照れ臭かった。
母親ってこんな感じなのかなって。
今まで考えすらしなかったことがぼんやりと頭に浮かんだ。
この日、
詳しくはよく分からないけど彼がロバートさんに決意表明したように、
私も人生で初めて決意というものを胸に抱いた。
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