あやめさんの視線に気まずそうにしている雅紀さんを見て、あやめさんってこの屋敷の中で一番逞しいのかもしれないと、なんとなく思った。
そんなあやめさんは雅紀さんを横目に、柔らかい笑みを私に向けてくれる。
「レイちゃん、昨日は花壇をあんなに素敵にしてくれてありがとう。とっても気に入ったわ。大変だったでしょう?」
昨日、花壇、その単語を聞いて思考が停止した。
自分ってこんなに赤面するタイプだっけ。
なんて、無理やり冷静を装ってみても、
昨日からずっとふわふわと浮いているような感覚がして、こうやって他に集中しようと思っても直ぐに意識がもっていかれる。
「まぁっ、可愛い〜!なに!?何かあったのかしら!」
「こら、あやめ、ちょっと落ち着きなさい。」



