このうるさい心臓の音を聞かれたくなくて、さらさらと撫でられる腕に全神経を持っていかれながらも、誤魔化すように言葉を紡ごうと必死になる。
「…大丈夫です。あの、わざわざ用意してくださったんですか?」
「うん。レイちゃんに似合うのないかなーって探したんだけど、何でも似合いそうだったから困っちゃった」
そう言って照れたようにはにかんだルカさんに、心臓が悲鳴をあげる。
もう、苦しい。
私のために探してくれて、選んでくれて。
そんな姿を想像すると嬉しくて。
私を労わるように撫でてくれる手も、
忙しい中プレゼントを考えてくれたことも、
どれも優しすぎて、泣きたくなる。
こんなの、一緒にいたらいつか隠しきれなくて絶対ばれちゃう。
そう焦って、顔を隠すように俯いて必死に冷静を装った。



