「何をそんなに躊躇う必要があるのよ!もう両想いは明らかなのに!ルカって案外意気地なしなのかしら!?」
花壇の縁にドスンっと座り、腕を組みながら"プンスカ"とはまさにこのことかと思うくらい、頬を膨らませる愛子さん。
なんでそんなに機嫌を損ねているのか、ころころと変わる彼女に面食らいながらも、疑問が浮かんだ。
「…りょう、おもい?」
「はあ?なに、その初めてその単語聞きました〜みたいな反応は!?アンタ、それすらも否定しようとするなら、その脳みそ小さそうな頭引っ叩くわよ!!」
「…っ…!」
思わず軍手をしている手を少し浮かせながら頭を庇った。
マシンガンの如く乱暴な言葉を撃ってくる彼女は、その可憐な容姿からは想像もつかない般若のような顔つきをしていて正直恐ろしかった。



