エンゼルランプ





借りた軍手とスコップを手に、ポーチュラカを大切に抱えて美しい日本庭園を抜けた。



本当にこの敷地は大きくて、何処まで続いているのか全然把握できない。


ゆっくり歩を進めると洋風の離れが見えてきて、その手前、小さな花壇を見つけた。


離れには雅人さんが住んでいて、これから愛子さんも住む予定だと聞いた。



日本庭園とはまた違って洋風な雰囲気の此処は、鮮やかな花と草木が整っていた。



あやめさんが趣味で作ったというその花壇の前に座り込んで、ちょうど空けておいてくれたスペースにポーチュラカを植えようと作業に取り掛かる。